n_shinichi’s blog

日々の備忘録、 趣味のあれこれなど紹介 (すみません、メニュー、リンク、カテゴリー分けがうまくできてません、★記事一覧★で見てください...) NHK魔改造の夜ではDンソーのベテランアドバイザーってことで出ました♪

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マイクロロボ ブラシレスモータをマイコンのポートでダイレクト駆動 動作確認

一体化して、 小さくまとめたので動作確認。

 バラで配線した時は動いてて、小さくまとめると動かなくなる・・・

  マイクロ工作モノ作っててよくある。

 

 

他の部品と重なる予定がないところや小さいチップの周辺は

 Φ0.1以下の細めの裸線を使うことが多い。

 ある程度のブロック単位で動作が確認出来たら、接着剤、レジンなどで

 よく固める。

 接着剤がいい塩梅にできてないと小さく仕込む時に変なとこ接触、接続したり

 断線したりする。

 可動するようなとこは柔らかい弾性接着剤を線の引き出し部に塗って固めるの

 だけどそれを忘れててとか不十分で断線ってのが、たまにある。

 

Φ0.1、それ以下の線・・・ 

 単純に引っ張り強度不足で切れるってことはまずない。

 髪の毛にはかなわないけど100gとかではまず切れない。

  銅は0.1mm角が250gほどの標準強度

 

一番多いのはハンダ付けの根元の曲げ応力集中部の疲労破壊断線

  面からのハンダ付け引き出し線には弾性接着剤、端子とかだと

  チューブ被せておくなどちゃんとやればそれなりに防げるけど

  手抜きをすると数回の曲げでち切れる。

 

で・・・・動かしてみた結果、、、

 思ったよりCPU温度上がる。

 これまでマイコンのポート駆動でモータ回すのはそこそこやってきたので

 およそのレベルは予想してたけど思ったより上がった。

それでもまだ以前ATtiny1616の3mm角VQFNよりは低い。

  VQFN、3mm角でゲジゲジ配線は流石に放熱できないので

  ポートで20mA連続的に流すとちょっと厳しかった。

SOPにしたら熱の拡散がもっとよくなると思ったのだけどちょっと期待外れ。

 熱の読みはけっこう自信あったのだけど。

 

日本はF1が有名だけど、 アメリカではF1はあまり知られてなくて

 CART、インディレースの方がはるかに人気があって。

トヨタはこれに参戦してた。

 

 

◆熱の読み・・・昔話、、、

 仕事で20年以上前、やらかしたことがある。

 CARTレーシングカー  インディレースとかの電装品開発してた。

 この頃はハイブリッドなんてもちろんなくて、

 自分が開発してたのはECU・・・エンジンコントロールのコンピュータ

  イグナイタ・・・点火装置、

  インジェクタドライバ とか。

 

レース用での開発品は車載用の部品は使わないことがけっこうある。

  たとえば量産モノの車載用のマイコンなんかは

  コスト、信頼性が最優先。

 レースは性能が何より最優先。

  まず勝てるモノづくりをして、、、それが厳しいレース環境で壊れないように

  する。。。みたいなとこある。

  

 レース用は軽量化が常に求められるけどフォーミュラカーではさらに

  小型化が求められる感じ。

  箱車と違って、積むとこがない。

  サイドポンツーンもあの中は風洞みたいなもので空力パーツだったりで

  中にモノは置けない。

 以前どっかでもちょっと書いたけどこれのイグナイタの設計でやらかした。

  最初に設計見積もりで宣言した重量より完成品は重くなった。

   試作品でそれがわかって、中の放熱充填剤の量を減らして

   重量を予定通りにした・・・ら、焼けた。。。

    この頃は熱設計技術がまだいけてなかった。。

 2週間後に次のレースがある、それまでに原因対策を報告してかんといかん。

  すっげー 怒られて・・・

 トヨタにごめんなさいして、、、対策、重くなるけど放熱充填剤ちゃんと入れた。   

  うちには帰れんかった... 会社で寝て。。。 上司も。

 

 量産ハイブリッド車のインバータ設計してた頃も

  すっごい忙しかったけど

 最大瞬間風速的な忙しさはレースの方がきつかったな。。。

  それでも仕事は楽しい♪ってのがはるかに上回ってたけど

   自分の好きなように自由に設計できたもんな。。。

   量産はものすごい設計基準、コストの中でやらんといかん。

 

イグナイタ、、、

市販車はスポーツ車で4気筒で、8000rpm程度って程度だったかと思うけど

 レーシングカーのはV10、、

  10気筒de15000rpm、点火エネルギーも大きくて出力もはるかに大きい

  HONDAのがTDK製で米国出張でピットで写真撮ってて怒られたことある。

  で、後で自分が設計した方が小さいって自慢してた♪

 

あー・・・ また全然マイクロロボと関係ない

 脱線の方が多くなったな・・・