n_shinichi’s blog

日々の備忘録、 趣味のあれこれなど紹介 (すみません、メニュー、リンク、カテゴリー分けがうまくできてません、★記事一覧★で見てください...) NHK魔改造の夜ではDンソーのベテランアドバイザーってことで出ました♪

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HV実車のモータを3相正弦波PWMでベクトル制御

先日に引き続き130モータ同様の制御でHV車ののモータを回してみました。

 

 

回転速度が遅いので電圧、電流の位相差は特に意識することなく同じって

 考えてもほぼほぼちゃんといけます。

先日の130モータでは5000rpm以上回ったりするので

 さすがにq軸に電流流すのに進角する格好になります。

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今回のHV車モータ動作では以前紹介したオープンループ

 正弦波PWM電圧印可より、同じ5Vでもずっと高回転で回ります。

 だいたい180rpmくらい。

でもオープンで以前回してたのと回転状況で違いが分かる人はちょっと

 いないかもしれない。

それも学生フォーミュラ大会には準備しとこうかと思う。

  東大生も見に来ると思うので違いがわかるか聞いてみよう♪

 

 q軸に電流流す制御してるので無駄がなく5V電源の電流も0.5A程度と、

  ずっと少ない。

 

先回のオープンループ制御では結果的にq軸に起動時は流れてもすぐ

  無負荷だとほぼd軸のトルクの微小なとこまで回ってしまい、

  とても効率の悪い動作です。・・・ほぼほぼステッピングモータの

  3相マイクロステップせいぎょみたいなものです。

  その代わり、あの時は回転角度量などもセンサなしでわかるし、

  サーボ的な制御もとっても簡単になるんでステッピングモータの制御では

  一般的に使われます。でも特殊な低電流化制御をしてない一般的なモノ

  はd軸で力率ゼロに近いとこで使うのでモータは仕事してなくても

  熱くなりがちです。

 

3Dプリンタなどの3軸制御なども大抵はステッピングモータが使われてます。

うちのもそうですがろくに動いてなくてもけっこう熱を持ちます。

あれも回転角度センサ付けてq軸制御を真剣に作ったら、超高速でも脱調しない

 発熱もあまりしないのできるな・・・なんて考えたことあるけど

 時折、数十W程度の発熱ヒートシンクも付けずに十分正立するとこでは

 やってもうれしいとこないかな、なんて思ったり。

 

マイクロロボとか小さくなればなるほど放熱効率は高くなって、

 絶対的な電力も小さく、発熱量も小さくなるので放熱には困らなくて、

 位置制御もするならステッピングモータが

  やっぱしセンサレスでできて楽なんですよね。

 

 

こちらは電池1本、 ニッケル水素、単4 1.2V の手回しインバータで
 HV車のモータ回したやつ。

  これは動作中はモータの巻線抵抗が0.1Ω程度で短絡に近いので

  ちょっと電池の消耗が早いので対策して学生フォーミュラ大会の展示に

  持って行こうと思います。

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