先のインバーター紹介では130モータ改造3相ブラシレスモータを
60度ステップで180度通電で動かすの紹介しました。
130モータの構造は、教科書などによく出てくる基本の3相モータ構造です。
2極モータなのでよく図解の説明で出てくる回転磁界・・・
よく・・・は出てこないかな?
一般には120度通電の紹介の方が多いかと思います。
それだと常に1相は使ってないのでちょっと乱暴だけど
単純計算では本来のそのモータの出力の2/3しか発揮できてない。
ただ制御はセンサレスで簡単に制御しやすいので小型モータ
ドローンとかでは多い制御方式です。
ただ・・・そのまま簡単に60度でON,OFFのベクトル変えていくだけだと
モータはカクカク回ります。
この辺はちゃんと説明してるサイトって割と少ない気がする。
こちらは60度でカクカク動く・・・です。
#3相ブラシレス130モータ 等駆動用
— しん (@shinichi_nin) 2024年2月17日
小型の #3相インバータ製作 その12
#BL113 3段式6in1インバータ完成
ドクタースタックチャンに
動作確認お願いしました♪
オープンループ
#60度ステップ
#180度駆動 です#M5Stack #スタックチャン #Arduino #PWM#ベクトル制御 #コアレス pic.twitter.com/o5nFz2jyZI
自動車用とかではできるだけ小型で高出力にしたい方の優先度が高く
モータがでかいのでセンサのコスト比率も下がるので
回転センサを付けて180度正弦波PWMが普通です。
先回は180度通電のPWM変調なしの制御です。
以前説明したように本来?なら一般には使われない制御状態です。
電圧が制御できないので。
高速のある領域だけ使われます。
ただ、積極的に使う方法でPAM方式と言うもので
全体のインバータでの動作電圧自体を前段の昇圧コンバータでちょうど
逆起電圧とバランスを取って出力を出す・・・なんてのもあります。
昔・・・トランジスタ、 パワーMOSFETや、IGBTのスイッチング速度が
遅くスイッチング損失が大きい時はよく使われてました。
昇圧コンバータはスイッチング損失を減らす工夫が何かとしやすいので
スイッチングの負担は昇圧コンバータに任せて。です。
トヨタのTHSⅡも近い動作ができます。けっこう特許も出てた。
今ではスイッチングが速くなったのであまりやらなくなりました。
今回はセンサレス・・・電圧範囲、モータの仕様がわかってて
限定した動かし方なのであらかじめ必要十分なPWMにして
正弦波PWM制御で回しててみました。それがこちら。
どうでしょうか。先回に比べるとずっと滑らかに回ってます。
#130モータ改造3相ブラシレスモータ
— しん (@shinichi_nin) 2024年2月18日
#3相インバータ製作 して回す その13
#正弦波PWM制御 で1極対の130モータを
極低速でもそこそこ滑らかに回せました♪
★制御担当:#スタックチャン #180度駆動 #キャリア10kHz#M5Stack #スタックチャン #Arduino #PWM #ベクトル制御#コアレス pic.twitter.com/r6Jx1wnTIr
モータの磁束分布が滑らかな正弦波分布にならんとか
平等磁界中にない。。。とか
必要十分な電流に絞ってるので不均一なフリクションとか・・・
などで電圧だけ正弦波変調を掛けて見かけ上、一定回転電界・・・
回転磁界ベクトルを掛けてるつもりでも定速ではうまく回らないです。
それでも自動車用の大きなモータとかだと、磁極分布が滑らかに変化する
磁気回路設計、慣性が大きいとか・・・正弦波PWM掛けるとフツーに
滑らかにゆっくり回せます。