ちょっと技術事で調べものしてて
ネット見てたら 横っちょに オススメ って宣伝が出た。
仕事でモーター開発、設計、インバータ設計関係やってるので
ほーって思って、目についたんでクリックした・・・
表紙にモータの写真がいろいろ載ってる
あーあれは あのモータね。
これはあれのモータね。。。 普通に全部わかる。
で・・・一番下のとこ
それ、違うぞ。ってのがあった。
たぶん、フツーの人は気付かない。
うちの工作仲間とちょっと話題になった。
表紙・・・だけに伝えた方がいいかねーって。
そこで、、、そうですね。ってわかる若い衆がそこにも居た。
その人も モーターの扱いは専門家。
で、昔の先輩の言葉を思い出した。
30年ほど前、先輩がトラ技はエンジニアのバイブルだってよく言ってた。
実際、今みたいにネットが普及してない時代だったので
最新技術満載でホントにバイブルだった。
ものすごくお世話になった。
電子回路関係とかで日本中のエンジニアのバイブルだったんだと思う。
でもって、もうひとつ。。。
トラ技だって人が作ってるからたまに間違いもある。
間違いに気付くようになればプロだ♪って。
間違いに気付くと、妙にうれしい??変な感覚だったの覚えてる。
最近は、ネットで調べるのが多くなって、
会社でも定期購読で取らなくなってみる機会が減ったなぁ。。。
トランジスタ技術 ・・・
昔はほんとにトランジスタそのもの単品をうまく使うってのが
多かった。本の名前もしっくりくるとこだった。
トランジスタの性能も今と比べるとずっと低いので
トランジスタの性能を引き出すってので駆動回路の技術は
けっこう重要だった。。。
でも今は、バイポーラトランジスタなんかはパワーモノでは
滅多に使わない。
FETになって、IGBTになって、SiCになって、Ganになって・・・
スイッチング速度とかもμsecオーダーの話が
今は趣味の電子工作でもnsecオーダーになった。
開発現場ではもうpsecオーダーになってきてる。
駆動回路が一緒になって、さらにインバータ、コンバータまで
けっこうモジュールになったいいモノが増えた。
トランジスタそのものはかなり特殊なもの触る時しか
”トランジスタ技術” って感じで触ることなくなってきましたね。
10年ほど前にSiCインバータ開発始めて設計してた時は
SiCの特性引き出すのにはそれこそ高い ”トランジスタ技術” が
必要でした。 けっこう苦労した。なつかしい。。。
その筋の業界では結構話題になったんです。
今は扱いやすさが格段に上がって、品質も良くなって
量産になりました。
こちらはぼくが設計したんじゃないので中身はよく知らないけど...^^;