n_shinichi’s blog

★記事一覧★から見てください...(すみません、メニュー、リンク、カテゴリー分けがうまくできてません) 日々の備忘録、誤記多し... 名古屋大学:非常勤講師、小学5年生:電磁石単元理科講師、学生フォーミュラ:EV技術指導員、魔改造の夜:Dンソーアドバイザ、CQ出版_Interface:制御技術関連執筆

MENU

単相交流で超小型ブラシレスモータを回す♪

PM型2相バイポーラスッテッピングモーターと呼ばれるモータになります。

 

カメラレンズのオートフォーカスなどに使われています。

このモータは基本的な動かし方は、

 Hブリッジを2つ使って代わる代わる励磁して回すのがフツーです。。。が、

このタイプの小さな PM型ステッピングモータの類、

 あまり知られてないですが A相、またはB相、どちらか単相交流でも

 たいてい回せます。

 

普通に考えると単相交流では回転磁界は直接は作れません、

 家庭用で身近なところで

 AC100Vの単相交流で回すブラシレスモータでは

 よくある扇風機のモータなどがそうです。

   最近はDCモータのとかあるけど。。。

 疑似的にちょっと2相交流っぽくして回転磁界作ってます。

 

リビング型?とか呼ばれるものは進相コンデンサ型で

 主の交流より位相の進んだ交流を作って回転磁界を作ってます。

 

卓上とかサーキュレータ型に多いのがくま取りコイル型で

 余分に1ターン分とかコイルを付けて

 主の交流より位相の遅い交流成分を作って回転磁界を作ってます。

 

でも小型のPM型ステッピングモータはそういう疑似的な

 位相の違う交流成分を追加して回転磁界を作る工夫をしなくても

 磁気回路構造が偏った状態・・・表現が良くないかな...?で

 できているので単相交流で回すことができます。

 

2相バイポーラスッテッピングモータには

A相、B相とか呼ばれる独立した2組のコイルがあります。

 各々、回転方向は決まっていてAとBは互いに逆に回転する関係に

 あります。

ただし、 動作ステップは2ステップ単位で回る格好になります。

 

なので、回転方向が一方向しか必要でないのなら

 Hブリッジ1つで回せることになります。それも標準の倍速で♪

 トルクは半分・・・になるかな...ちゃんと計算したことないけど。

 

なのでDCモータ2個用、またはステッピングモータ1つ動かせる

 Hブリッジが2組入ったタイプのモータドライバで

 ステッピングモータだって2個回すことはできるんです。

  (回転方向は片方向だけになるけど)