最初は、2019年のメイカフェア東京で出展した。
もう5年前のこと。 その頃はまだブログ始めてなかった。
こちらはそれを思い出して2022年におぼえを書いたもの。
その昔、
会社ではこれを工業的に作り込んで砂漠地域に大規模なのを設置したら
海水で発電、気温を少し下げ、雲を作り雨を降らし、
発電、緑化事業で温暖化対策だって企画提案した。
本格的にやる時は水飲み鳥じゃなくて低温スターリングエンジンで
やれる、ぼくなら設計できる・・・って♪
もちろん、会社はそんな金儲けにならないことは
取り合ってくれません。
で、その可能性の片鱗を東京メイカフェアで作って出展。
大気の気化熱エネルギーを原資にLEDを光らせてた。
で、今日、ニュースでこんなのがあるよって
ぼくの水飲み鳥発電を見た方から連絡があった。
Drinking-bird-enabled triboelectric hydrovoltaic generator: Device
あーやってること、考えてること同じだー・・・
南華工科大学の教授がまじめにやってるってのがいい。
ぼくのもそういうのは大学とかの研究でやること。って言われた。
今仕事でやってる研究もホントは大学でやるようなこと。。。
その水飲み鳥はあかんかったけど、
いい感じにぼくの趣味でやってたことが仕事にできた。
以前もどっかに書いたけど自分にはこんなありがたい会社はない。
自分の趣味に会社が大金出してくれる。。。^^;
ただ、ぼくが定年までには実用化はちょいと厳しい次世代の原動機研究開発。
まだしばらくは金儲けにはならない。
いつまでやらせてくれるかな・・・
水飲み鳥は何度か自作したことがあって何度か覚えを書いてます。
これは市販の水飲み鳥の10倍ほどの出力があるやつを自作したころの記事。
南華工科大学のモノは最大、0.1mW取り出せた・・・っぽいこと
書いてある感じ。。。
元のエネルギー大気熱を運動エネルギーに変える原資エネルギー(J)は
こちらも同じ。
どういう取り出し方をするかで出力の大きさ、、、
出力エネルギー密度(J/sec=W)はいろいろ変えられる。
エネルギーの発電変換効率は同等としたら・・・
あの発電の方法だと細く長く電力を取り出すことになる...ので、
出力、Wの値は小さい。
ぼくの方のは瞬間的に運動エネルギーを電力に変換するので
出力は遥かに高くて、約3Vx10mA程度で30mWほど。
南華工科大学のハオ・ウー教授の約300倍の出力♪
ただし、、、時間はmsで短い。教授のは秒レベル。
取り出し方の違いってだけ。
ぼくが作った時に考えたのは
なんか電力出してる感・・・を見せたかったので
太く短く電力を取り出す方法で作った。
細く長く電力を扱うとパルス電力で扱うより一般に効率は高くしやすいけど
それは定常損失が平均電力に対して電力十分に小さい場合。
南華工科大学同様、
摩擦静電気発電なんかも考えた・・・仕事でもよく使うので...だけど
摩擦電気は損失率が高くなりやすい。
たいてい効率が悪い。。。ハオ・ウー先生のはどんくらいの効率なんだろう。
あの動画、液晶が表示するデモで紹介してるけど
動いてる最中しか表示できてない。液晶の消費電力は非常に小さいので
ほんの少し発電量があってコンデンサに蓄えたらずーっと表示しててよさそうな
とこだけど水飲み鳥が動いてる最中しか表示してないとこをみると
発電電力量(J)は小さそう
LED発光は液晶よりはるかに電力が必要。
こちらのは発電をコンデンサに貯めてあのくらいの液晶表示なら
水飲み周期時間くらいはたぶん表示し続けられる。
発電効率は自分が作ったモノの方が高いかな。。。^^