M5、スタックチャンとATtiniy、マイクロロボは赤外線通信してるのですが
赤外線通信は電波式と違って指向性があるのでそれなりに
向き合ってないと具合が悪いです。
マイクロロボは上面に受光素子、赤外LEDが上を向いて取り付けてるので
それなりに、、、
上方向から下へ向かってM5側の赤外線送受信機はつける必要があります。
写真は10円玉20枚x3セットで錘のところに
アルミΦ1mm線で支柱を作って差し込み高さ約15㎝ほどマイクロロボの
上側から下へ向かって配置した例です。
通信強度の程度からすると上方50cm程度に設置すれば下床50cm四方程度の範囲が
通信範囲になる感じで使えます。
もちろん赤外線出力を大きくすればまだまだ広がります。
でもって・・・
今回はその10円玉の入った白い3Dプリンタで作ったケースの方の
作り方の方を紹介です。
スパイラル印刷で作ってます。何それ?って話があったので。
素直な?モデル作りだと、一般にはその欲しい形状そのもののモデル、
10円玉のカップ3つがくっついたようなモデルを作るかと思います。
もちろんそれで普通に作れますが、、、
強度がさほどいらなくて、薄皮1枚での造形でも十分・・・って場合は
スパイラル印刷での造形を意識したモデル作りをするとモデルが簡単で
きれいで早い印刷ができます。
最近では
スパイラルモードという呼び方が多い気がしますが
以前はスライサーのCURAでは黒魔術モード BlackMgic_mode とか
設定にありました。
今はSpiralize_mode 花瓶モード、ボルテックスモードとか呼んだりです。
上の10円玉3連ケース、3Dモデルはこんな感じです。
カップ状ではなく実がつまってます。
ポイントは赤丸のところ
拡大すると・・・つながってるんです。(その左方向にある円柱接近部も同じ)
でもって下の方は0.1mm隙間があります。
これをスパイラル印刷設定にして3D印刷用のデータにすると・・・
外骨格部の1層でくるんだような印刷コードになります。
スライサーCURAの画面です。無料のスライサーでは定番・・・かな?
これの印刷は底部は普通の印刷と同じですが、
壁部の印刷は全体でらせん状に印刷されるコードになってます。
一筆書きで空走印刷はなく、ずーっと印刷しっぱなしで切れ間はありません。
急ぐときはかなり高速にしても印刷品質はさほど落ちません。
100m/secくらいで印刷はできます。
印刷の継ぎ目がないのでリトラクションも必要ないし、
糸引きは発生するところがありません。
離れ小島構造のあるようなモデルには使えないですが
ある程度大きなモデルの外骨格だけ作ればよい時などは応用すると
印刷が早くかつ、キレイにできます。
それこそ花瓶モードともいうくらいなんで花瓶状のモノ印刷する時なんかは
その機種の最高速で印刷できるって感じになります。
なれればちょっと複雑で大きな形状でも内側へ織り込んだ
薄いスリット構造を入れ込んでスパイラル印刷ができます。
強度は基本が1層なのであまりないですが継ぎ目がないので印刷積層跡がきれに
なります。
ノズル移動、リトラクションがないので
速度が遅い方がきれいですが
80~100mm/secでもちゃんと印刷できます。
#スパイラル印刷、ご存じでしょうか。
— しん (@shinichi_nin) 2024年6月1日
あまり知られてないですが...
先の10円玉3連ケース
スパイラルで印刷すると
空走のない連続印刷になるので
普通の印刷の半分近い時間で
継ぎ目がないので糸引き無く
縦1層印刷でもきれいに印刷できます♪ #3Dプリンタ #Spiralize pic.twitter.com/idCLFhz3fZ
印刷出来上がりはこんな感じ
#スパイラル印刷 その5 完成品
— しん (@shinichi_nin) 2024年6月1日
ご存じでしょうか。
あまり知られてないですが...
先の10円玉3連ケース スパイラルで印刷すると
縦1層印刷でもきれいに印刷できます♪
ノズル径はΦ0.3ですが押し出し付け
なので仕上がりは厚さ0.4くらいです。#3Dプリンタ #Spiralize #Black_Magic pic.twitter.com/nXDBWKbcuc
うちの3Dプリンタ これです。
(人生の暇潰しさんが紹介してるのお借りしました)
3Dプリンタは5,6年前に買ったALNER オープンソースのRepRap系の
モノです。安くて当時18000円くらいの組み立てキット。
会社ではフラッシュフォージの10万円程の使ってるけど、
それより、高精度できれいに速く印刷できます。
あまり工作初心者むけではないです。
さらに、、、品質がいい加減。本来精度がいるだろう位置決めの取り付けが
ボルトでバカ穴だったり。
でも、3Dプリンタの素材として工作好きが作るには、素晴らしい素材?です。
会社の完成品・・・フラッシュフォージのモノは
お手軽だけど調整とかできるような構造ではない。もちろん、
そこそこの精度で組まれてるのでなんも問題はないです。
工作に自信のある人は・・・
ALNER508は自分で精度よく組んだら高級な完成品より精度が出ます。
自分の場合、剛性が必要なところは補強の部材を付けたり、
加減速がほぼステップで動くヘッド周りとか可動ステージは軽量化したり、
ベルトの自動でのテンショナーをつけたり。。。
フィラメント送りギヤを狭ピッチのステンレスギヤに変えたり・・・
をやっちゃったので高級機の印刷品質を超えます♪
見た目はよくないけど。