その1でエネルギー密度での影響を調べて。。。低出力低速描画がきれいなのはわかりました。
過渡応答性能調べてみようと思ったのは・・・
両面カットで少ない回数で短時間カットができるようになってΦ80ギヤも作れるには作れたけど
x軸上、y軸上付近、、片方の軸側の移動が主体になる加工部位はほぼピッタリ合います。
でも、x,y両方が同程度動く斜め部位の加工が主体の部分ではギヤの加工にずれがあります。
一応ギヤとして使うことはできますがこれではいまいち・・・
どうもxy両方が良く動いてると加速、停止で指令値からのずれが大きいみたいです。
なもんで、
過渡応答特性を調べてみようということになりました。
やっぱり、そういうの調べるのにいいテストデータは見つけられなかったので自分で作りました。。。
でも、細かく、、、
X軸は停止、Y軸だけ加速、停止、
Y軸停止で、X軸加速停止を +方向から、ー方向から、、、
両軸を動かしながら・・・そういうのはテキストエディタでは面倒ですので
Fusion360でカットモデルを作ってGコード出力する方法を取りました。
でもって作った加工パターンをLaserGRBLで読み込んだのがこれです。
これも上のパターンは色が薄いのはレーザー強度が弱いためですが速度がその分遅くしてあってエネルギー密度は全部同じになるようにしてます。
なので、写真の通り、焼け方の濃さはみな同じです。
1mm幅でカクカク水平垂直斜め描画を各パターン上側は左から右、下側は右から左に描画です。
描画の正確さはぱっと見ではちょっとわかりにくいですが、
今度は先回と違って拡大すればわかりやすい差がありました。
F100,S100の方が正確、三角ラインくっきり、きれいです・・・
F1000,S1000の方は三角が正弦波っぽくなってきてます。
動作が速いとモジュール駆動の慣性の影響が出てます。タイミングベルトドライブなのでこのくらいの速度で動くと弾性の影響がだいぶ出てくるようです。
先のギヤを加工した時はF500でした。F1000ほどはひどくないですが0.2mmくらい幅の変動があります。
これだと両面加工、微妙に歯面が合わないですね。。。
ということで・・・
細かい加工、精度上げるなら、、、
やはり、速度を落として加工するのがいいってことになりますね。
この辺、後々高出力モデルに替えていこうかなって時にも
高精度加工優先なら、よく考えて替えないといけないってことになりそうです。
中華製廉価版レーザーカッター最近、80Wモデルも出てきました。
あまり精度を必要としない単純なカット加工などでは威力を発揮しそうです。
でも、写真などをきれいに彫刻したい場合などはあまり役に立たない可能性があるかもってことがこれから言えそうです。
ま、でもギヤを作るくらいの加工ならけっこう役立ちそうです。
先のギヤ、両面で40回切り、約1時間が1回で片面、1分程度でカットできそうでこれはすごいです。もーDIY用CO2レーザーに近いですね。
大抵のモデルは駆動系は同じステッピングモータです、でもってパワーが上がるとだいたいレーザーモジュールは重くなる方向です。
パワーが上がると、同じ焼きに対して速度が上げられるようになり、早く彫刻できるるわけですが、繊細な動きがどんどんできなくなります。
早く雑な彫刻ができるようになっても微妙ですよね...
その点CO2レーザーとかは反射鏡、レンズだけ軽いものしか動かさないモノが多いのでレーザー強度上げるとどんどん良くなりそう。
この辺の買って、交換しようかなぁ・・・
約2cmの厚さの木も片面で切れちゃいます...