波動歯車...ご存じでしょうか
商品としてはハーモニックドライブが知られています。
特徴は
1段で高減速比、バックラッシュがほぼない、高トルク伝達容量... 等々あります。
差動歯車の1種ですがいろいろ特徴がある中で、
★ギヤモジュールサイズが割と大きくて歯数が少なくても高減速比が得られる。
ってのがあります。
その写真、モジュールは3です。で、出力ギヤの歯数は26しかありません。
でもって、ギヤ比は13:1です

#波動歯車減速機 模型
— しん_2-41 (@shinichi_nino) 2025年12月26日
作ってみた♪#不思議歯車 とか言われたり...#差動歯車 の一種。
1段の簡単な構造で高減速比
バックラッシュなし高トルク容量・・・
金属製のモノでは ロボット、
精密機械によく使われます。#ハーモニックドライブ が有名
工作用なら3Dプリンタで十分作れちゃいます pic.twitter.com/UQchgtoceL
そのサイズ感での出力構成、中心、同軸入力出力
フツーのギヤで1/13くらい減速機作るとしたら・・・
けっこう面倒です。
軸が中心からずれてもいいってなっても
直径が1:13のギヤをそのサイズ...ギヤ部Φ50 で入れるとなると
入力直径Φ4mmと出力直径Φ52mm くらい
直径4mm・・・・ギヤモジュールは0.3程度くらいにして
最低8歯くらい・・・3Dプリンタでは
ノズルΦ0.2くらい使ってギリギリ。
そんなギヤはトルク伝達力は小さくて、ちょっと
負荷を掛けると簡単に欠けます・・・
Φ4mmギヤだと軸は細いし、噛み合い深さが小さいので位置精度も要求高いので
3Dプリンタ造形ではけっこう注意が必要です。
同軸での出力は内接ギヤでやってもできないし。。。
1:3x1:4の2段で 1:12作るのも面倒です。
ってのがフツーのギヤではありますが、
波動歯車で作ればその動画の通りです。
モジュールは2・・・ピッチは2π、6.28mm
3Dプリンタ、Φ0.4ノズルでも余裕の造形です。
そんなでかいギヤなのにバックラッシュがほぼありません。
波動歯車では
ハーモニックドライブがよく知られてます。
30年ほど前仕事で使ったけど、けっこうなお値段でした。
今では超、、、高精度、高トルク容量ってのでなければ
3Dプリンタで、そこそこのモノができます。